肝臓は、体内の毒素を分解する役割を持つ臓器です。当然のことながら、妊娠すると胎児の分の役割も、母体の肝臓がひき受けることになります。このため、つわりがひどくなりやすく、妊娠中毒症の危険も高くなります。また、肝臓病の人は、妊娠、出産によって症状が悪化するケースが多く見られます。
医師と相談の上、妊娠の時期を選び、きちんとした病状の管理が必要でしょう。妊娠を継続するためには、食事療法と安静を忠実に守ることです。もちろん、入院が必要となる場合もあります。母体の安全のために、残念ながら出産を諦めるケースも出てきます。
症状はないB型肝炎ウイルスを持つキャリアの人は、妊娠自体への影響や胎盤からの感染はありませんが、出産時の出血による赤ちゃんへの感染が考えられます。母子感染の割合は高く、赤ちゃんに感染すると、将来的に慢性肝炎や、肝硬変、肝臓がんに移行する確率が高くなります。
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